英語で受動態は他動詞(TRANSITIVE VERB)
別記事で受動態という形は他動詞しかなれないということを説明しました。
そして、SVOの他動詞を使うケースでO(の目的語=名詞)を重点的に話したい場合に
SVO→OVSのような形にする(イメージ)ことができる。
基本的な形は”be動詞+過去分詞という形”を作ってやります。
そして”〜によって”とS主語を後ろに付ける場合は”by”をつけてその後代名詞を入れましょう!
受動態とは目的語Objectを主語の位置に出して
〜されるという形にする。
なので目的語=名詞がダイレクトにくる動詞は
他動詞(TRANSITIVE VERB)
例で復習!!
能動態のSVOという形
He uses this laptop →彼はこのノートパソコンを使う。
受動態
This laptop is used by him→このノートパソコンは彼によって使われている。
ということを以前の記事で紹介しました。
今回は他動詞(TRANSITIVE VERB)でしかできないはずの受動態を
自動詞(INTRANSITIVE VERB)で表せるあんまり数がない例を紹介したいと思います。
自動詞+前置詞をおく特殊は受動態
自動詞は基本受動態にはなれない!
他動詞(TRANSITIVE VERB)とは逆に自動詞(INTRANSITIVE VERB)
は動詞の後ろにダイレクトに目的語(=名詞)を入れることができない品詞でしたね!
品詞の復習はこちら→品詞とは何か?
基本的な文の作り復習→基本的な英文の構造(SとかVとかOとかって)
受動態=目的語(=他動詞の後ろの名詞)を主語の位置に出して、
目的語をフォーカスする表現なので
自動詞はダイレクトに目的語を入れることができないので
受動態にはなれないのですね!
だが、自動詞+前置詞という形にすることによって
受動態に変換できる特殊な例があることを覚えておいてくだい。
自動詞+前置詞という形にすることによって他動詞のような意味をなすものが
自動詞+前置詞という形という条件下であれば受動態にできるのです!
あくまで上の形にしてあげないといけませんし*他動詞のような意味にならないといけない。
*目的語(=重要な文の要素の名詞)がないと文自体成り立たないもの
自動詞+前置詞セットたちを覚えてしまおう!
以下自動詞+前置詞という一種の決まりセットのようなものなので覚えると便利かも!
メジャーなところを紹介
ask for(~を請求する)attend to(~に注意する)care for(~の世話をする)depend on(~を信頼する)hear of(~の消息を聞く)impose on(~をだます)laugh at(〜を笑う)listen to(~に耳を傾ける)look after(~の面倒をみる)look at(~を見る)look for(~をさがす)look into(~を調べる)rely on(〜を頼る)run after(~を追いかける)run over(~を越える、ひく)send for(~を迎えにやる)speak to(~に話しかける)think of(~のことを考える)write to(~に手紙を書く)
例文を作ってみよう!
能動態の自動詞+前置詞
1.You looked at him
あなたは彼を見た
受動態
2.He was looked at by you
彼はあなたに見られた。
前置詞にあった1.のat himが2.He主語になって受動態になりましたよね!
これらのケースでは
2.He was looked at by youのように前置詞が二つかぶってもオッケー!
あくまで上で紹介した自動詞+前置詞はその形で他動詞の意味をなしているので
細かいことを気にしない方が簡単!
要は自動詞+前置詞セット=他動詞
というイメージを理解しましょう!
他にも
I looked for my phone
私は携帯を探した。
My phone was looked for by me
私の携帯は私によって探された。
こんな感じですね!
自動詞+副詞+前置詞という形
自動詞+副詞+前置詞で他動詞の意味となるような熟語も
上で紹介した自動詞+前置詞と同じように受動態にすることができます!
自動詞+副詞+前置詞の形を覚えよう!
メジャーどころはこちら↓
Do away with(~をやめる(廃止する)Look forward to(〜を楽しみにする)
Look down on(upon)(~を下にみる(軽蔑する)
Put up with(~をがまんする)Speak well(ill) of(~のことを良く(悪く)言う)
能動態(自動詞+副詞+前置詞)
We speak well of Ken
私たちはケンのことを良く言う。
受動態
Ken is well spoken of by us
ケンはみんなに良いと言われている
能動態(自動詞+副詞+前置詞)
I can’t put up with this situation
私はこのシチュエーションに我慢できない。
受動態
This situation can’t be put up with by me
このシチュエーションは我慢されない私によって=私はこのシチュエーションに我慢できない。
日本語にするとかなりの無理矢理感があります!w
要はどこをメインのパートに話すかによって形が変わるのですね!
能動態は主観で話す際に便利、日常会話とか日記とかはこっちのイメージ!
まぁ”もの”を主語に持ってくる際も日常的にありますが!
受動態はどっちかと言うと客観的に話せるイメージ!
ビジネスのシーンやレターなどもこっちで表す方が多いですね!
今回は自動詞が前置や副詞とセットになることで
他動詞の意味となり受動態にできる一種の特別な形を紹介しました。
このような特殊な受動態の例もしっかり頭に入れておくと便利です!
表現の幅を増やしてバイリンガルを目指しましょう!