英文基礎をしっかりと!品詞とは何か?

基本の品詞

品詞とは・・・・?

英単語は英文を作る・理解するために重要なパーツです。
そしてそのパーツにはいくつかの役割が存在します。
難しく品詞と言っていますが
品詞とは “文を作るための単語の役割名”
のことなんです。

単語なんて意味さえ覚えれば良いでしょ?」

と思う方もいらっしゃるかと思いますが
単に意味を知っているだけでは使えません!

私も以前はそう思っていた1人でした。
単語の意味は分かるのに文章が全く分からない・・・
今思い返すと、品詞の仕組みさえ知っていれば多くのことが解消できたのです。

これから学ぶ方にはそのような非効率的な悩みを抱えて欲しくないので
Do Collegeではまずこのコアの部分から、順序よく英文法を進めていきます。

SV・SVO・SVCと同じくらい品詞はコアの部分で重要です!
単語や文法を使いこなし、英語をスムーズに理解するためには
それぞれの品詞、つまり “役割” を知ることから始まります。

まず最初に覚えておきたい品詞は以下の4つ。
名詞・動詞・形容詞・副詞

そしてこれら品詞には異なる役割があり
文章の中の位置・ルールも決まっています。
“いかにこのルールを理解しているか” で英語上達の速度が格段に変わります。

日本語って極端な話・・・
・私、持ってるよ、車。
・車持ってるよ、私。
・持ってるよ、私、車。

と、どの単語がどの場所にあっても意味に大きな差は生まれませんが
英語はルールや順番が明確に決まっているので意味が相手に伝わりません・・・!
ですが、品詞をはじめ文法ルールさえ知ってしまえば
英語ってかなりラクな言語なんですよ♩

では、ここから基本の品詞について見ていきましょう!

名詞

名詞は 人・もの・こと の “名前” を指します!

例えば、Teacher(先生)とかEgg(卵) とか “私”とか “あなた” もそうですね。
この名詞も文の中で置ける位置が決まっています。
シンプルです!名詞が入れる位置は4つしかありません!

 

主語(S) 

Tokyo is my home town.

 

目的語(O) = 他動詞の後ろ

I read a book.

 

補語(C)

これは状態・様子を表す時や、be動詞の後ろに位置します。

He is a teacher.

He = a teacher と、a teacher(名詞) が He(主語)を説明してますよね!

なので、彼は教師です。と言えるんですね!

 

前置詞の後ろ

in / on / to / for / of / at など前置詞の後ろには基本的に名詞が来ます。
例えば “ I live in Tokyo.  のように、前置詞と名詞はセットにできます!

前置詞の後ろは “名詞” ここで覚えてくださいね!

 

 

動詞 -Verbs-

動詞は「〜です・ます」 となる文の中で一番重要な要素です!
文の結論を指すと考えても良いでしょう。
そしてこの動詞の覚え方が
今後のあなたの英語学習を左右すると言っても過言ではありません。

動詞には 一般動詞 be動詞 という2つが存在し
簡単に言えば以下の役割を持っています。


一般動詞 → 動作
食べる、投げる、作る、勉強するなど動作を表す言葉は全て一般動詞。


be動詞 → イコール “ = ”
私 = Minamiです。など主語と状態・様子をつなぐイコールの役割をしてくれます。

 

では順番に詳しくみていきましょう!

 

一般動詞

一般動詞には他動詞自動詞と呼ばれる2種類があり、この覚え方がとても重要です


I know Tokyo.  VS    I go to Tokyo.


I know Tokyo.

私は東京を知っています→ 〜する = 動詞

 

I go to Tokyo.

私は東京へ行く → 〜する = 動詞 

 

しかし同じ動詞だけど何かが違いますね?そうなんです!

 

I know Tokyo は know ( V「知っている」) の次に Tokyo ってダイレクトに入っていますが
I go to Tokyo は go と Tokyo との間に “to” が挟まっていますね!
実はこの2つ、他動詞自動詞という、種類の違う動詞なんです!
ではこの違いは何でしょうか?

 

他動詞


I know Tokyo.

know(V) の次に Tokyo (=名詞) がダイレクトに入る動詞は
他動詞と呼ばれ、直後には名詞(O)が絶対に必要なんです。

なぜか??
何かモノが無いとその動作が成り立たないからです!

know 「知ってる」→ 何を?
have「持ってる」→ 何を?
read「読む」→ 何を?
study「勉強する」 → 何を?

どの動作も何か対象のモノ・人が無いとその動作が成立しませんよね??
必ず名詞がセットじゃないとその役目を果たすことができないんです!

 

自動詞

そしてもう1つの形。
自動詞とは単体で意味が成り立つことのできる動詞のことを指します。

I go to Tokyo.

この文章は 動詞の次に前置詞と呼ばれる “to” が入っていますね?
要は、 “ I go ” 「私行きます」って
何を?が無くても「行く」ということが分かりますね!
そして “ to Tokyo ” という目的地(=おまけ)があるから
”東京に” ということが詳しく分かるんですね!

 

このように、自動詞と他動詞は使い方が違うんです!

これすごく重要!

単語を調べる際はその単語の品詞。
そして動詞の場合は他動詞なのか自動詞なのかをしっかりと確認しましょう!
他動詞は動詞の後に必ず名詞(O)!
自動詞は名詞がダイレクトに来ることは基本的にありません。
そしてそれだけで独立して意味が成立するので
文章を長く詳しくするために、自動詞の後はオマケ(追加情報)をつけてあげましょう。

 

be動詞

そしてもう1つ動詞の種類があると言いましたね?
それがbe動詞です。この be動詞はシンプルに捉えてください!

This(S) is(V) a car(C) ← これは車ですの “です” の部分! 

考え方としては “イコール(=)” だと思ってくださいね!

なぜイコールで表すかというと
英語というのは

見たままの事(様子や状態)を表現することが多いです。

なので “彼=トム”のように
“彼” と “彼の状態や様子” を be動詞を使って結んであげるんです。
イコールと頭に入れておくと感覚的に説明なんだ!と思えてきます!

This = a car! これ = 車!

右の名詞 a car が左の This の補足の情報を与えているんですね!

He is smart. 彼 = 頭が良い

のように誰かの様子や状態を説明する時も
このbe動詞を間に挟んであげましょう。 

先ほどもお話に出しましたが、

be動詞の次には主語を説明する 名詞・形容詞・副詞 が置かれます。


イメージできてきましたか??

まとめると

・他動詞は名詞(O)が直後に無いと動作(意味)が完結できない。
→ eat a hamburger / study English / read books など

 

・自動詞は名詞がなくても動作(意味)が完結できる。
→ go / come / walk など

 

・be動詞は “イコール” と考える。
→ Minami is Japanese. < Minami = 日本人(です) >

 

繰り返しになりますが、辞書で調べる際には品詞
動詞の場合なら他動詞か自動詞なのかをしっかり調べましょう!

 

形容詞 -Adjectives-

形容詞は名詞の様子や状態 (= “どんな?”) を伝える役割を持っています。

例えば・・・

車→どんな車?→白い車 (white car)!

女性→どんな女性?→背の高い女性 (tall woman)!

映画→どんな映画?→日本の映画 (Japanese movie)!

このように名詞をもっと詳しく伝えるためのキーワードです。


そして、be動詞の次に置くことで

主語(S)の様子や状態などを説明すると言いましたね?

名詞しか主語になることが出来ないので、これも実は名詞の説明をしていたのです。


まず

1.名詞の前

名詞の前に置いて、その名詞をもっと詳しく伝える!

new car  ←新しい車


この様に車という名詞をもっと分かりやすく状態や様子を表していますね!

また形容詞は連続で繋げることも可能なんです!
new red car  ←新しい赤い車こんな感じ!

また < 形容詞名詞 > というセットは名詞1個分の扱いになります。

< Big houses > are cool → < 大きい>はかっこいい!

I want < fresh lemons > → 私は<新鮮なレモン>が欲しい!

She loved playing with < cute dolls >!! → 私は<可愛いお人形>で遊ぶのが好きだった!

 

そしてこの名詞1個分のセットは主語、目的語、補語、前置詞の後ろなど

名詞が入れるところならどこでも入れることができます。

 

2.補語(C)の位置

She is smart ← 彼女は頭が良いです。

She = smart と主語(S)であるSheを説明し
彼女とはイコールどういう人間かを教えるための補語(C)ですね!

 

副詞 -Adverbs-

ここでは簡単にざっくりとしたイメージだけお伝えしたいと思います。

副詞とは要は “おまけ” です。

つまり、文章をより詳しく、そして豊かにしてくれる

場所・時・目的・方法・手段・理由・道具などの追加情報と思ってください!!

例えば、

always / often / sometimes

to school(学校へ=場所) / in my room(私の部屋で=場所) / by train(電車で=手段) /  on Monday(月曜日に=時)

などの表現です。

もちろん副詞と言う品詞の単語もたくさん存在しますが

それに加えて 前置詞 + 名詞 も同じく副詞になれるんだ!

と言うことを今のところは覚えておきましょう。



今回はメインとなる品詞の役割を説明してきました。

他にも色々な品詞が出て来ますが

まずは 名詞・動詞・形容詞・副詞をしっかり理解して

基礎をしっかり身につけましょう!