名詞(品詞)基礎中の基礎に注目、そして代名詞!

名詞をもっと詳しく解説!

別記事で品詞の役割と重要性を解説して来ました。
品詞の復習はこちら↓
品詞とは何か?
↑リンクにて名詞の基本的な使い方と、置ける場所について解説しています
今回は “代名詞” や “名詞の見分け方” について見ていきたいと思います!

名詞の復習!

モノの名前などのことを表す品詞(パーツです)
“私” や “あなた”、 “Toshi” や “dog”もそうですね。
モノの名前や人の名前、呼び名全般を名詞と呼ぶんでしたね!
では、この名詞が置ける “位置” 、4つ言えますか??


名詞が置ける位置

主語(S)の位置

Toshi likes Japanese food. (トシは日本食が好き)

目的語(O)の位置=他動詞の後ろ(SVO)

Toshi plays baseball. (トシは野球をする)


補語(C)の位置=be動詞の後ろ(SVC)

He is a teacher. (彼は教師です)


前置詞の後ろ

I play baseball with Ken. (私はケンと一緒に野球をした)


以前の記事では紹介しませんでしたが、もう一つ紹介します!


名詞の位置!所有格に気をつけよう!


所有格というのはシンプルに “〜の” と捉えましょう!
つまり、誰のものなどと表すことができるパーツです。
名詞(人の名前など)の場合はその名詞に “’s” を後ろにつけてあげることにより
“(その人の)もの” や “ケンの〜” といった持ち主を表すことも表現できるんです

Ken←名詞!それに’sを足しましょう!
Ken’s 〜=ケンの〜
ケンの車=Ken’s car. ←このようになりますね!
そしてこの所有格の後ろには名詞が来ることが多いです。


下の例を見てみましょう!

Examples

This is Ken’s girlfriend. (こちらはケンの彼女です)
I used my sister’s car today. (私は今日姉の車を使った。)

このように所有=その人が所有している “もの” や
関わりがある “人” というニュアンスが伝えられますね!
では!私のや彼のなどの場合はどうなってしまうのでしょう?
名詞に “’s” ということは・・・ I’s?!やHe’s?!

私やあなた、彼、彼女の場合などは使用方法によってもっと変化し、
文法用語としては、それを “人称代名詞” と呼びます!


人称代名詞

人称代名詞とは “あなた” とか “私” とか “彼”、 “彼女” のを表す単語を指します。
そして、文の中で意味に応じて変化することを格変化と呼んでいます!
この名前を覚えることは重要ではないですが、変化の形をしっかりと覚えましょう!


Key

1人称・・・ “私”!話し手を指します!
2人称・・・私に対しての向かい合っている相手=あなた!目線の先の話し相手!
3人称・・・私とあなた以外の誰か1人または何か1つ!単数ということが大事!

こんな感じのイメージ!
3人称には現在形の動詞に “~s” や “~es” をつけ、
疑問文の際にも “Do” が “Does” に変化するというルールが存在します!

人称代名詞 表

代名詞の “It” ??
英語では名詞など単語の繰り返しが美しくないので代名詞”It”などを利用して
何度も同じ単語をリピートしないようにします。
なので、一度何かの名前を言ったとしたら、その後は基本的に “it” に置き換えてあげるのがスマートです!


人称代名詞の使い方

I (主格) know him (目的格), but I (主格) can’t remember his (所有格) name.
私は彼を知っているが、彼の名前を思い出せない。

I (主格) want to buy the car, but its (所有格=the car’s) price is so high.
私はその車が欲しいが、その価格はめっちゃ高い

A) Can I (主格) drive your (所有格) car?
あなたの車運転していい?

B) Yes, You (主格) can drive mine. (所有代名詞)
いいよ!私の車運転して=あなたは私の車運転できます(許可!)

先ほど代名詞 “It” の時に触れましたが
英語では名詞など単語の繰り返しが美しくないので所有代名詞などを利用して
なんども同じ単語(今回はCar)を連呼しないようにする傾向あり

もう分かりましたね!
そして他にも再帰代名詞というものも紹介しましょう!


再帰代名詞とは?

難しい名前ですが、文中に私(主語)と目的語(他動詞の後ろなど)
“I” と “me” などが一緒に出てきた場合に再帰代名詞ってやつを用いるってことです!

Examples “I” → myself
主語と目的語が同一人物
I make myself happy.
自分を楽しませる

“You” → yourself
You should love yourself.
あなたあなた(自身)を愛するべき

“He” → himself
He looked at himself in the mirror.
彼自身を鏡で見た

“She” → herself
She prove herself to be a great singer.
彼女は素晴らしい歌手であることを彼女自身で証明した

“It” → itself
The scratch heals itself..
を自然に治す(傷は自然に治る) *itself=The scratch

“We” → ourselves (複数につき注意)
We enjoyed ourselves at his birthday party.
たちは私たち自身で彼のパーティを楽しんだ

“They” → themselves (複数につき注意)
They train themselves for the next game.
彼らは次の試合のために(彼ら自身で)鍛えた

もう少し頑張りましょう!
次は日常会話でよく出て来る代名詞の “One(s)” について


代名詞の “One(s)” について

よく注文する際に “this one” という表現を聞いたことや使用したことがあるのではないでしょうか?!
そして1つという意味で捉えている方も中にはいるのでは!?
それは大きな間違えです!
実はこれは数字や個数の1つではなく “もの” の代名詞(itみたいな感じ)なのです。
この “One(s)” の使い方や注意点を見ていきましょう!

まず “It” と “one” の違いからいきましょう!


“It” と “one” の違い

英語では名詞など単語の繰り返しが美しくないとされているので
“It” などを用いて “それ” と呼び同じ単語の重複を防ぐために代名詞を使っていましたね!
この “one” も実はそれなんです!
じゃあ “It” との違いは?
これは “It” は特定の物をさしていて、 “One” は不特定のものを指しています!

Examples

例) It編
A: I brought my ps4. 「ps4を持ってきたよ!」
B: Can I play it? 「それやっていい?」
*it=your ps4

例) one編
A: I brought some cakes.「ケーキを何個か持ってきたわ」 B: Can I have one?「ケーキちょうだい?!」
*one=a cake(指定していない!どれでもいい感じ)



数えられない “もの” は “One(s)” にはできない

ルールとして数えられるものしか “one” に置き換えることはできませんので注意!
なので不可算名詞=数えられないものには変換不可です!
水や、液体などなど!不可算名詞


冠詞a/an + 形容詞 + one

これは特殊なのでしっかりと覚えておいてください!
代名詞には冠詞の “a” や “an” は置かないのですが “one” の場合は形容詞がつく場合に限り
冠詞の “a” や “an” をつけるルールになってます!

なので
I broke my car. I need to buy a new one!
「車壊しちゃった。新しいやつ買わなきゃ!」→不特定の”それ”のニュアンス

そしてややこしいのですが、
“one” を特定の時にも使用できるのです!


“one(s)” を特定の時に使用

先ほどは不特定の”もの”の時に用いると説明しました。
少しややこしいですが、実は特定の時にも使用できるのです。
まとめると “one” は不特定の場合や特定の時両方で使用できる便利なものです!
しかし条件があり、この場合も形容詞をつけてあげ、さらに冠詞の “the” を合わせることにより
特定のものを指し示すことが可能になります


Examples

・I don’t want the blue cap. I want the red one.
「その青の帽子は欲しくない。その赤いやつが欲しい!」

・I don’t like the mini car. I prefer the big one.
「その小さい車は好きじゃない。その大きいやつの方が好きだ」


*人称代名詞には基本的には “the” はつかないことを覚えておきましょう!


単語としての名詞の見分け方!

英語のテストや、英文を読む際に品詞の見分け方がどうもわからないという方も多いと思います。
今回は語尾を見て品詞を見分ける裏技を紹介!
逆にいうと、他の品詞の語尾をそれらに変えると名詞になるかも!

人物の場合(〜をする人)
“~er” “~or” “~ant” “~ent”

e.g.) teacher(先生), Actor(役者), Accountant(会計士), client (顧客)

人物その2(〜をされる人)
“~ee”

Employee(従業員=雇われている人)

人物その3(〜する人、主義者)
“~ist”

economist(経済学者)

主義
“~ism”

Capitalism(資本主義)

行為
“~ion” “~ment”

obligation (義務)compliment(賛辞、褒め言葉)

状態や性質
“~ance” “~ence” “~ ness” “~ship” “~ity”

performance(パフォーマンス) conference(会議) kindness(親切) friendship(友情)
stability(安定)


上のような感じで語尾で名詞を見分けることができます!
また他の品詞に上で紹介した語尾を付け替えることにより、名詞を作ることもできる!
例えば→perform(上演する)動詞ですね!
これに”~ance”をつけたのでperformanceという名詞に変身しましたね!
しかし名詞を理解しても文の作りを理解していないといけません!
しっかりと復習しましょう!↓
品詞とは何か?
基本的な英文の構造(SとかVとかOとかって)

その他に動名詞やto不定詞も名詞の役割ができましたね!
別記事で紹介しています!↓
To不定詞&動名詞~ing, to do~


このように英語は基礎を知れば知るほど楽しくなります!
毎日空いている時間に英語を勉強しましょう!