英語の基礎をしっかりと!英文構造を理解(SVOO/SVOC編)

 基本の英文構造ーその2

前回の英語の基本構造では、土台となる3つの構造をお話ししました。
その発展編として実はもう2つ英文構造が存在します。

それが、SVOO / SVOC と呼ばれるものです。
聞いたこと、ありますか??

この2つはまず、共通しているSVOをきちんと理解していることが重要です。
「SがOにVする」という文章でしたね。
O(=名詞) つまり「何を」が無いと意味が成立しない文章です!
SVOってなんだっけ??とハテナが浮かぶ方は
ここに入る前に基本の構造をおさらいしておきましょう!

この SVO をもう少し詳しく表すための文章がSVOO、そしてSVOCです。

さっそく2つの構造を見ていきましょう!
Are you ready?

SVOO

SVOOは「誰(何)に」OをVするのか。という詳細を付け足します。

パターンとしては

S V O1 O2  → 「SがO1O2をVする」とイメージしてください。

ポイントは <<O2が Sから O1に 向かっている>> ということです!

またSVO + 前置詞+名詞で作ることができる文章

よくSVOOに変換されていることが多いです。
例えば・・・

I gave a present to her.  (私はプレゼントを彼女にあげた)

これ、to を置くのはちょっとめんどくさいですよね。。?
このちょっとめんどくさいSVO+前置詞+名詞 を
さらにシンプル化(短く)したものがSVOOなんです!
変換すると  “I gave her a present.”
“a present” と “her” が入れ替わりましたね!

前置詞の次の名詞を先に出してあげて、「何を」にあたる元々の O を2つ目のOに置いてあげましょう。
S V O + 前置詞 + 名詞  =  S V O O

とイメージしておきましょう!

そしてニュアンスも少〜しだけ変わります。
英語は大事なことから言っていく感覚があるので
先に出てくる方にスポットライトがやや強めに当たります!

例えば
「私は彼にチャンスを与えました。」
「彼女は私に部屋を見せてくれました。」
「彼は私の兄に英語を教えます。」

などといった、何かが誰かに渡るような文章はSVOOで作ることが可能です。
そして、SVOOを作れる他動詞は限られています!
よく使われるものとしては以下です。

例文を見てみましょう。

I gave him chance.
「私は彼にチャンスを与えた」

She showed me the room.
「彼女は私にその部屋を見せてくれました」

He teaches my brother English.
「彼は私の兄に英語を教えます」

このように、物理的かどうかは置いといたとして
どの文章も “誰か(O1)” に “何か(O2)” が 渡りましたね!

では、次の文章はどのように作ったらいいでしょうか?
ぜひ考えてみてください♩

「私は彼に真実を伝えた」

 ↓↓↓

いかがですか?作れましたか??

模範解答は

I told him the truth.
「私は彼に真実を伝えた」です!

表現は様々ありますので、the truth ではなく
true thing、true story、real thing、 real story、reality、fact でもOKです!
ただし、必ず名詞でないといけないので
true や real のみはNG・・・。これらはどちらも「本当の、真実の」という形容詞です!

また、taught(teach) をイメージした方、、惜しいです!
確かに教えると言う単語なので “伝える・言う” と言うニュアンスも含みますが
teach は何か教科など勉強を教えると言う意味合いが大きいので
今回のように、単純に “伝える” という場面にはフィットしません・・・。


繰り返しになりますが、SVOOとは
Sは O1に O2を Vする」という文章を作るための構造です。
イメージとしては、何かが誰かに渡る ということでしたね!
しっかりと覚えておきましょう!

SVOC

SVOC は ざっくりお伝えすると、Sが Oを Cの状態に Vする という場合に使います。
Cは名詞の状態を表す役割があるので
今回は O = C というイコール / C が O の説明をする と言う式が成り立ちます。

SVOOはどんな時も共通のイメージでしたが
SVOCには典型的な基本パターンの他にいくつかの発展項目が存在します。
それぞれの詳細は改めて別の記事で解説していきますが
主な物としては
・使役表現
・知覚表現
・人 to do
が挙げられます。

今回は基本を固めていきたいので上記は扱いません。
典型的な表現のパターンを見ながらSVOCの感覚をしっかりと掴みましょう!

シンプルなSVOC でよく使われる動詞は以下です。

上記の動詞を使い、SVOCを使うと
「Sが Oを Cの状態に(と) Vする」のように訳すことができます。

例えば “make” だと基本の意味は「〜を作る」ですがSVOCの場合は
意味をきれいに整えるときは「Oを Cの状態にする」というふうに
ニュアンスを少し変えてあげましょう。
要するに、O=Cの状況を作り出す。と言うことですね!

なので、
The news made me happy.
この文章は O=me, C=happy と言うことが分かりますので

直訳するなら
The news そのニュースは
made 作った
me 私を
happy 幸せな状態に

きれいに訳すとすると
「そのニュースが私を幸せにした」
と言えますね!


他にも、以下のように文章を作ることができます。

My mother named me Minami .
「私の母は私をMinamiと名付けた。」

We call him Big Boss.
「私たちは彼をビッグボスと呼びます。」

You should keep your room clean.  *should = 〜するべき
「あなたは部屋を綺麗に保つべきです。」

I think him kind.
「私は彼が親切だと思います。」

訳を整えてあげないと変な日本語になるものもありますが
どれも Sが O = C の状態 に/と Vする という事は変わりませんね?
ここさえ崩れなければ、ある程度自由に訳して頂いてOKです!



いかがでしたか?
基礎編の一部ではありますが少しずつ発展させていきましょう!
まずは土台をしっかりとイメージできるように繰り返し確認していきましょう♩

Have a good one!