ステップアップ英文法シリーズ動詞の不規則変化について

英語を学ぶ私たちにとって、まず最初に訪れる壁…

それは動詞過去形・過去分詞形の不規則変化を覚えること!!

中学生のころ苦労した方、今まさに覚えようとしている方

全部 “~ed” で良くないですか!?!?って言いたいですよねぇ。。。

私も英語勉強したての頃、そう思いました。。。



ですが皆さま、不規則動詞は英語の中でも中核にいる動詞なのです。

逆を言うと、これをマスターしてしまえば

コミュニケーションの中で特に重要な単語を覚えたも同然!

まずはこの不規則動詞を覚えてしまいましょう!


それだけではどうにもならん!と思った

TOEIC/英検/IELTS/TOEFL/入試を目指している皆さま

この基礎中の基礎である不規則動詞を意味も含めてしっかりと使いこなせれば、

上級レベルの単語も類義語としてイメージしやすくなりますので

しっかりと覚えておきましょう!



ちなみに、なぜこんなに厄介な不規則変化があるのかは

このブログの後半に登場しています!

気になるかたは是非最後までチェックしてみて下さい★



スペルを覚えられるか不安…という方も大丈夫!

不規則動詞にもいくつかパターンが存在します。

それぞれの代表的な動詞を見てみましょう!


1. そもそも変化しない(現在・過去・過去分詞、全て同じスペル)

 “put” 置く

“cut” 切る

“fit” 合う

“hit” 打つ

“let” 許す

“read” 読む

   ※readは発音要注意!過去・過去分詞は [red] と同じ発音に変わりますね!




2. A-B-A(過去形のみスペルが異なる)

“come – came – come” 来る

  “become – became – become” ~になる

  “run – ran – run” 走る、走らせる




3. A-B-B (過去形・過去分詞形が同じスペル)

・[語末 tタイプ]

“send – sent – sent” ~を送る

  “meet – met – met” ~に会う

  “leave – left – left” ~を去る、残す

・[語末 d/aidタイプ]

  “have – had – had” ~を持つ

 “hear – heard – heard” ~が聞こえる、~を聞く

  “say – said – said” ~と言う

  “pay – paid – paid” ~を支払う

  “lay – laid – laid” ~を横たえる

・[語末 ought/aughtタイプ]

  “think – thought – thought” ~と考える、思う

  “buy – bought – bought” ~を買う

“teach – taught – taught” ~を教える




4.全部変わる

“be(is/am/are) – was/were – been” いる、ある

  “do/does – did – done” ~をする

“go – went – gone” 行く、進む

・[過去分詞 “en” タイプ]

  “take – took – taken” ~を取る

  “eat – ate – eaten” ~を食べる

  “give – gave – given” ~を与える

  “write – wrote – written” ~を書く

 “forget – forgot- forgotten” ~を忘れる

・[i-a-uタイプ]

  “sing – sang – sung” ~を歌う

  “drink – drank – drunk” ~を飲む

  “begin – began – begun” ~を始める

・[ew-own/awn タイプ]

  “know – knew – known” ~を知っている

  “fly – flew – flown” 飛ぶ

  “draw – drew – drawn” ~を描く


どうでしょうか?

パターンがあるんだな、と思って見ていくと覚えやすくなりませんか?

いやいやいや…パターンすら多いですよね。。。

ですがここを乗り越えれば見える景色がガラリと変わりますので

ちょっと大変ですが、頑張りましょう!



そもそもなぜ不規則動詞が存在するのか…?

そこが気になってきた皆さまお待たせしました。

ずばり

英語の歴史/文化的背景

に理由がございます。


実は、遠い昔の英語はほぼ全ての動詞が<不規則変化>をしていて

全部が全部、現在・過去・過去分詞、それぞれの形を持っていました。

しかしながらあまりに覚える数が多く、日常での使用頻度が低いものは

語末に “~ed”を付けることで徐々に統一されていったのです。


さすがのEnglish speakersも

“いちいち変化が複雑すぎる…(困)”

と、現代の私たちと同じようなことを思っていたのです!

年に数回しか使わない単語とか、忘れそうですよね(笑)

(私たちが使い慣れない漢字を忘れるのと同じように…)


そうして時代とともに落ち着いたのが、現在の過去形過去分詞形!


では

なぜ全部 “~ed”にしなかったの??

そう思いますよね!

時代とともに様々な単語が “~ed” に落ち着いていく中

生活に密着しすぎている、頻繁に使うため誰も変化を苦に思わなかった

むしろ今までと形が変わる方が不便!という動詞がありました。

それが現代に残っている不規則動詞たち。


つまり不規則動詞こそ、会話によーーーーく登場するのです!

この不規則動詞さえクリアすれば表現が格段にラクになりますよ!

とは言ってもまぁまぁ数があるので、徐々に覚えていきましょう。


覚え方はそれぞれ合った方法があるかとは思いますが

やはり実際に使ってみる日記や作文にあえて取り入れてみるのがおススメです!

英語のパズル=文法はもちろんですが、

この不規則動詞をはじめ、ボキャブラリーが増えると表現の幅が広がります!

一緒に頑張りましょう!