実用的な従属接続詞(副詞)パート2
今回も前回同様に気持ちや意見を伝える際に欠かせない接続詞を紹介して行きたいと思います。
従属接続詞とは(従属接続詞+S+V)という形を作って文をもっと詳しく表現できる便利なツールでしたね!
英語を話す際の表現の幅がマスターすれば格段に向上しますので
バイリンガルを目指すあなたにはMustで必要なツールです!
接続詞の基本は
・S1 V1 〜 接続詞 S2 V2 〜.
・接続詞 S2 V2〜, S1 V1 〜.
のように、必ずメイン(主節)となる “S1 V1” とセットで使う
ということでした!
そして、意味は必ず接続詞の後ろ側にある “S2 V2 〜” に付けるんでしたね!
例えば、 I went to library after I had lunch.であれば
「ランチをしたあと、図書館に行った」となりますよ♩
前回、前々回で従属接続詞(副詞)基礎をやりましたのでまだCheckしていない方は
こちら→従属接続詞(副詞節)
Once
Onceは「一度」や「かつて」という意味の副詞としても知られていますが
あくまで今回は従属接続詞としての使い方を紹介します。
従属接続詞(従属接続詞+S+V)としてOnceを使えば
・「いったん〜すれば」
・「~するとすぐに」
・「~した時点で」
という意味を持たせることができます。
Once you decide what to do, you have to do it!
いったん何をするか決めたら、それをやらないといけないよ!
You have to keep promise once you make it.
いったん約束したら、守らないといけない!
(Once+S+V)は時を表す副詞ですね!
Although / Though
このAlthough / Thoughは理解し、日常生活で使うのは難しそうに感じるかもしれません。
しかし、しっかりとニュアンスをキャッチすればNo Problemです!
まずThoughとAlthoughは譲歩するニュアンスと感じてください。
接続詞節(接続詞+SV)と主節(メインのSV)が対照的な内容になる時に使えます。
実際の意味としては
・「SがVをするにもかかわらず」
・「SがVだけれども」
というような形で訳してあげましょう。
では、さっそく例を見て見ましょう!
Although I hate mushroom, I want to have cream mushroom soup sometimes.
私はマッシュルームが嫌いだけれども、時々、マッシュルームスープが食べたくなる!
She wants to be understood though she says she is OK to be alone
彼女は自分を理解してほしいんだ。孤独で平気と言ってるけどさ!
Q : AlthoughとThoughって何が違うの・・・?
A : 使い方や意味に大きな違いはありません 🙂
thoughは日常的な話し言葉によく使われるイメージです。
While
Whileには2パターンの訳語があります。
しかし、根底にあるイメージは同じなので、それを元にどの訳語にしたらいいのか考えてみましょう!
while = パラレルワールド・同時進行
つまり2つのことが同時に存在する(起こる)ことを強調したい時に使います。
正直なところ、このニュアンスさえ掴めていれば、訳語を細かく決めなくてもOKです!
では、例文を見てみましょう。
1. While I was watching TV, I fell asleep.
テレビを見ている間に(時に)寝落ちしてしまった。
2. Her eyes look sad while she always gives me her smile.
彼女はいつも私に微笑んでくれるけど、彼女の目は悲しそうに見える
1.はWhenとかなり近い表現です。
「SがVする間に」とよく訳されていますが
要は、ある状態や動作が起きている、まさにその瞬間!というニュアンスを強める言い方です。
When I was watching TV, I fell asleep
=While I was watching TV, I fell asleep.
もちろん、whenを使ったとしても、意味はほぼ同じですし、文法としても正解です。
あくまでも感覚的な話で、よりその “瞬間” を切り取って伝えたい場合には
“while” がよく使われる、というイメージです。
余談ですが、be+~ingを使う場合はWhileをネイティブは使っているような気がします!
2.はAlthoughやThoughと近いようなニュアンスの表現です。
物事や出来事のA面とB面をどちらも伝えるイメージで
「SがVをする一方で」「SがVだけれども」というように訳されます
Whileで始まる(S+V)ともう一方の(S+V)が対照的な場合の時に使う
“対比の表現” というようなニュアンス。
主語+be動詞の省略について・・・
接続詞節では、主語が主節と接続詞節の主語が同じの場合、
接続詞節の主語+be動詞が省略可能です!
(例)
When I was a student, I studied English so hard.
I fell asleep while I was watching TV,
このように主語が被っている場合は接続詞の後ろの主語とbe動詞をまとめて省略が一般的です。
When (I was) a student, I studied English so hard
私が学生の時に、英語をめっちゃ勉強した!
I fell asleep while (I was) watching TV
私がテレビを見ている間に、寝落ちした。
あくまで今回の場合は主語が被っていて
be動詞を使用している場合にまとめて省略をしたということです。
実はもっと省略というか、簡単に言えることができるんですが
それは分詞構文をやる時にほかの省略のケースを紹介します。
Whether
Whetherは今回は従属接続詞(副詞の役割)として紹介しますが
文章によっては名詞の役割も存在しますので、ご注意ください!今回は副詞です!
Whetherは “Whether A or B” という形でよく使われます。
ニュアンス的には「AであろうがBであろうが」というイメージで
“or” の後に入るのは否定(もしくは逆)の内容!(否定文は省略して “not” だけでもOK!)
例えば、
You have to practice baseball whether you like it or you don’t like it
「好きであろうが嫌いであろうが、あなたは野球を練習しないといけない。」
↓このように省略可能
You have to practice baseball whether you like it or not.
「好きであろうがなかろうが、野球を練習しないといけない。」
しかし
Nothing can live without water whether animal or plant.
動物であろうが、植物であろうが、水なしでは生きられない。
このようにwhetherの後ろのA or BはS+Vの形にしないケースも結構あるので気をつけましょう!
そして、今回のwhether+SVはおまけ的要素=副詞節としての使い方です。
はじめにお伝えしたとおり、名詞としての役割も持ってるので、使い分けが必要です。
特に、 “or not” の部分は名詞節では省いてしまってもOKですが、
この副詞節では “or not” 省略不可ですので要注意!
ここまで、2回に渡って従属接続詞(副詞)をご紹介してきました。
英語で副詞は文を詳しく・分かりやすくしてくれる1つのツールなので
ぜひこのニュアンスを捉えてどんどん使ってみましょう!
毎日英語!
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