非制限用法・・・?
この関係詞の制限用法と非制限用法は何かと言いますと、
簡単に言ってしまえば、
“,”カンマが(関係詞S+V)の直前に入っているかどうかということなのです!
関係詞非制限用法
長文読解などをしていると、
This song, which I like, is famous all over the world.
こんな形を見ることありませんか?
このカンマがある関係詞を文法用語では非制限用法と呼んでいます。
This song which I like is famous all over the world.
同じような意味の文章は↑のように、カンマ無しでも表すことができますよね?!
実は↑カンマ無しの形を文法的には制限用法と呼びます。
この文法用語は特に覚える必要ないですが、同じような文章でも2種類の書き方がある!
ということを、今は頭に入れておきましょう!
非制限用法を訳す際の捉え方のニュアンス
一言で説明するのはすごく難しいのですが、考え方のニュアンス的には、
非制限用法は補足的に説明を加えたい、
ひと呼吸を置いて説明を付け足すようなニュアンスです。
ただそれだけの違いなので、
カンマ有り=非制限用法だろうと
無し=制限用法だろうと
関係詞節としての本質は一緒!意味が大幅に変わることもありません!
非制限用法が使える関係詞 vs 使えない関係詞
そしてカンマ有り=非制限用法で表すことのできる関係詞は限られています!
“who” “which” “whose” “where” “when” : 非制限用法(カンマ)使えます!
“that” “what” “why” “how” : この4つでの非制限用法はありません!
もっと例文を見てみましょう!
I have brother, who lives in London.
私は弟が1人いる。そして彼はロンドンに住んでいます。
The company opened a branch in Japan, where the CEO lives.
その会社は支店を日本に設立した。そこは(日本には)その会社のCEOが住んでいる
The company, which opened a branch in Japan, is known as “Great American company”
その会社は日本に支店をオープンさせた。 その会社は “素晴らしいアメリカの会社” と知られている。
先行詞をどう使い分けているかをハッキリさせているような感じを明確に表していますね!
そして丁寧に説明をしているニュアンスを感じます。←ひと呼吸置いてから説明する感じ!
I have a brother, who lives in Toyama
私には弟がいます。そして、その弟は富山に住んでいます。
↑ひと呼吸置いて、補足で説明している形=非制限用法
I have a brother who lives in Toyama
私には富山に住んでいる1人の弟がいます。
↑ひと呼吸置かないパターン=制限用法
非制限用法の訳し方としては=,(カンマ)関係詞+S+V
それで=カンマというふうに考えると簡単です。(*ひと呼吸を置くと考えるため。)
これを踏まえて先ほどの文章を見てみると、もっとはっきりとニュアンスが見えてきますね!
I have a brother, who lives in Toyama
私には弟がいます、それで、その弟は富山に住んでいます。
英検やTOEICなどのテストになるとこの関係詞の用法が出てきますので、
しっかりとニュアンスを掴んで、長文も読むスピードをあげて英語を伸ばしましょう!