時制の重要性 -過去完了-

英語は時制がものすごく大切

時制が大事だと言うお話は別記事でも繰り返ししていますね!
ここでも声を大にしてお伝えしたいと思います。
英語は“いつの話なのか”をきちんと伝えないといけないので
時制を使いこなすことがとても大切です!!

基本の時制の復習はこちら↓
英語の時制 | 現在、過去、未来、現在進行形わかりやすく勉強!

英語一般的な時制は↓

・現在形=日常的なルーティンや一般的な事柄

・過去形=過去の出来事、過去のある時点のポイントにフォーカスする時に使用

・未来形=未来に起きる事、日常的ではないことのフォーカスにもぴったり!


そして前回の現在完了形
< have+過去分詞 >“ある地点から〜今もやっている”“ちょうど〜した” という過去から現在への繋がりを表すことのできる形でしたね!

復習はこちら↓
時制の重要性 -現在完了形-

この完了形にはもう1つの使い方が存在します!
それが過去完了形
過去のある地点から〜過去のある地点までの出来事を表すことができるんです!

過去完了形 | ある地点〜ある地点?

現在完了形
“ある地点から〜現在まで続いてる” ことを表す
表現で
“have+過去分詞”でした!

なので、
経験 (例:〜に行ったことがある)
継続 (例:3年間〜をしてる)
完了 (例:ちょうど〜したところ)
結果 (例:以前失くして今もまだバッグが無い)
ということが言えましたね。
この4つのパターンは全て現在もそのステータスが続いている
という共通点がありました。

では、そのステータスが今は続いていないとしたらどうでしょう?
例えば、
・学生時代にテニスをしていた (今はやってないし、過去の栄光・・・)
・5時には宿題終わっていた (今は宿題終わってることを主張しなくても良くなった)
・20歳までに2回カナダに行った(20歳までは2回だけど、本当はもっと行ってる)
とか。

もちろんピンポイントで表す過去形で言ってあげてもOKですが
自分に身近な出来事なんだよ!ということを強調するとしたら
完了形を使うほうがbetterです!
でも現在までは繋がっていないので(過去で終わっているので)
現在完了形は使えなさそうですね・・・?


ここで登場するのが
過去〜過去の繋がりを表す過去完了形です!

イメージは湧いてきましたか??
では早速文章の作り方を見ていきましょう!

 

ルール!

S + had + 過去分詞

過去完了形は
“had+過去分詞”で表現します!

単純にhave + 過去分詞の “have” を過去形の “had” にする!というイメージ!

例えば
“お父さんが帰ってくるまでに宿題を終わらせた。”
↑こんな文があるとして

この例文の場合には現在や未来は関係ないですよね?
そして考えて欲しいのは
宿題が終わってるというステータスは
“お父さんが帰ってくる前〜帰ってきた時まで”
つまり過去から過去まで続いていたということです! 

この過去から過去までのことを表現するのが過去完了形!
なのでこの場合は

I had finished my homework when my father got home.
お父さんが帰ってきた時には宿題を終えていた。

この過去完了形を使う際は従属接続詞(副詞=おまけ)を置いて
“この地点までに〜と継続や状態が続いた地点を表してあげましょう。
whenやbeforeなど “時を表す接続詞”が使われるケースが一般的です!

復習はこちら↓

接続詞(等位接続詞と従属接続詞)conjunction

従属接続詞(副詞節)

従属接続詞(副詞)パート2

 

他にも見ていきましょう!

“大学に入る前まで9年間野球をやっていました!”
こんなことを話したい時もありますよね!?
これも過去完了形です!

I had played baseball for 9 years before I entered college.

大学に入る前までに”9年間経験した”ということですね!

わかってきましたね!

では“20歳までにカナダに2回行った”はどうでしょうか?

“過去のある地点から〜過去のある地点まで”
=過去完了形!!

I had been to Canada twice before I was 20 years old.

それでは否定形はどうなるのでしょう?

 

過去完了形の否定文

“had+not+過去分詞”
現在完了形同様に“not”をつけて否定の形にします。
“過去のある地点から〜過去のある地点まで” に
〜しなかった
と言うニュアンスになりますね!

 

<NOTE>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

had + not にも短縮形が使えます!
短縮形:hadn’t
どちらを使っても大丈夫ですが
会話やチャットでは短縮形が多いですし、何より楽です!
ただし、エッセイなどのフォーマルな形のライティングでは短縮NGですので注意!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
早速例を見て見てみましょう!

“お母さんが帰ってきた時にはまだ皿洗いは終わっていなかった。”
I had not (hadn’t) finished doing dishes when my mom came home.


他にも・・・

“夕食のために帰った時、お兄ちゃんはまだ家に帰ってなかった。”
When I came home to dinner, my brother had not (hadn’t) been home yet.

イメージは掴めてきましたか??
では疑問文を見てみましょう。

 

過去完了形の疑問文

この疑問の形は
“過去のある地点から〜過去のある地点まで” で
〜だった?
と聞くことができるんですね?!

この疑問文は以下のように作りましょう。
Had+S(主語)+過去分詞
“Had”を文頭に出します!

“Did” などをつけないように気をつけましょうね!


例文を見てみましょう!

“あなたがオフィスに帰った時ジムは仕事を終えていた?” 

Had Jim finished his work when you got back to our office?

 

他にも 

“20歳までにアメリカに行ったことありますか?”

Had you been to America when you were 20 years old?

 

もう一つ

 

“高校に入るまでに何年間テニスをやった(経験した)?”

How many years had you played tennis before you entered high school?

*この文章はHow many years (=何年)という
具体的な内容を聞ける疑問詞も一緒に使っていますが
コアの疑問文としては今まで見てきたものと同じです!

 

まとめ 

過去完了形は “過去のある地点から〜過去のある地点まで”の表現
作り方は

・肯定文(〜した): S + had + 過去分詞

・否定文(〜しなかった): S+had + not + 過去分詞

・疑問文(〜した?): Had + S + 過去分詞

でしたね!

 

基本的は “いつのことか” を詳しく伝えるために

過去完了と一緒に従属接続詞の”when”や”before”などを使って

そのステータスがあった時期の範囲を指定してあげるのがスタンダード!

 

毎日空いている時間に英語にふれ、バイリンガルを目指しましょう!

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