永住権取りたい人必見!IELTSとは?

IELTSとは

 

International English Language Testing System、略してIELTSと呼ばれており
イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど140カ国以上の
教育機関、国際機関等で採用されている世界的に認められた英語運用能力試験です。
また、海外留学や海外での資格取得(一部)、ビザ申請の際に英語力証明として求められることが多く
TOEFLと並んで世界的にメジャーな英語力の試験となっています。

 

IELTSにはアカデミックモジュールジェネラルモジュールの2種類があります。
学校や資格取得で必要な場合は基本的にアカデミックモジュールのスコアを提出します
ビザ申請の際にはジェネラルモジュールを求められることがあります。
どちらのモジュールの受験するべきかは事前にきちんと確認しておきましょう。
また、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能で総合的な英語力を測り
合否ではなく、1.0〜9.0のバンドスコアと呼ばれる
テスト結果に応じて計算されたスコアが最終的な結果として出されます。
カレッジ入学ではバンドスコア6.0~6.5を求める学校が多い傾向にあります。

 

英検準1級合格レベルに乗ってからスタート

IELTSバンドスコア6.0と一口に言っても、どのくらいのレベル感なのかイメージしにくいかもしれません。
英語力の国際基準となるCEFRの指標では6.0は英検準1級高得点での合格と同レベルとされています。
合格ギリギリラインでは少し物足りず、肌感覚ですが準1級の問題を8割以上を取れる英語力が求められるように感じます。
また、語彙も準1級単語と言われるものはIELTSでは基礎単語となることも多々あるため
語彙力含め英語力に不安がある場合、いきなりIELTS6.0に挑むのではなく
まずは英検準1級レベルに到達することからスタートするのをお勧めします。

 

日本語で同じことができますか?

日本語のA4用紙1枚半〜2枚分くらいの記事を読んだり
2〜3分のレクチャーを聞いて内容を簡潔にまとめられますか?

IELTSはほぼ1日がかりの試験です。
ライティング60分、リーディング60分、リスニング約30分、スピーキング10〜15分という構成で
特にライティング・リーディング・リスニングは合計2時間半を休憩無しで進めます。
集中力と持久力、頭の回転も必要になるため英語力が身についてきても伸び悩む場合があります。
と言うのも、それぞれ短い時間内で高校や大学の参考書レベルの読み物であったり
レクチャーを聞いて解答しなければならず
またライティングでは小論文やグラフのレポートを完成させなければなりません。
IELTSに限ったことではありませんが、テストのための体力も必要不可欠です。

 

IELTSがゴール?

IELTS6.0をクリアすることが最終目的です!それ以外の目的はありません!
と言う人はなかなかレアケースです。
目標スコアが決まりIELTS準備を始めると、思うような結果が得られず辛く感じる時期が必ず来ます。
ついついIELTSのスコアを取ることに必死になってしまいがちですが
自分が何のためにIELTSに取り組んでいるのか一度初心に立ち返り考えてみましょう。
解き方や問題タイプ別の戦略に飛びついてみたり
ライティングの鉄板単語や文章のテンプレートを覚えたくなったり…
藁をも縋るような思いになるのは自然なことです。

ただ、IELTSのスコア達成ができれば本来のあなたの英語力は二の次で良いのでしょうか?
あなたの最大の目的は現地での学生生活や仕事をすること、ビザをとって永住すること
つまり英語を使って生きるということではないでしょうか?

IELTS用のテクニックでの読解力・リスニング力や呪文のように暗記した英語では
思い描いた海外挑戦はまだまだ遠いかもしれません。
あなたの自然な言語としての英語力を十分に伸ばし、
あなた自身の英語力がきちんと評価されたスコアで海外生活の扉を開くことが、
未来の自分のために何倍も価値があると思っています。
理想のフィールドで戦えるように、まずは自分自身の英語力をしっかりと育てていきましょう!